溢れ、惑わせ、魅せられ
2017.07
着物
絹 酸性染料
染織の型染めという技法を使い、着物を制作しました。着物の柄作りから一枚の”型”におこし、
染めた後仮仕立てに至るまでの全ての工程を手作業で行いました。
沖縄で感じた自然の力強さやうりずんの時期に吹く風、眩しいほどの植物たちの色を、
百日紅(サルスベリ)という花をモチーフに表現しました。余白のある着物を作りたいと思い、
中心の部分はあえて柄のないデザインにしています。来た時の後ろ姿が、余白のある分帯の色や
柄によって楽しめる作品になりました。